12月10日付の外食日報は

●ヴィアHDは既存店再成長へ収益基盤を強化

居酒屋「備長扇屋」「日本橋紅とん」などを展開するヴィア・ホールディングスは、収益体質強化の取り組みに本腰を入れる。「現場第一」「原点回帰」「人財育成」をキーワードにした施策を通じて既存店の再成長に向けた基盤を固め、中・長期の業績回復、再拡大ステージ入りにつなげる意向だ。

●ダイナックHDがグループの和食店取得で海外進出

ダイナックホールディングス(以下「ダイナックHD」)は、米国・ハワイで和食店「レストランサントリーホノルル『燦鳥(サントリー)』」を経営するRESTAURANT SUNTORY U.S.A.,INC(以下「RSホノルル」/米国・ハワイ州ホノルル)の株式51%を2020年3月31日付で取得して子会社化することを決めた。

●3月期2/4期決算② コスト増の環境下で全体の19%が増収減益に

株式を公開している外食関連企業の20年3月期第2四半期決算(53社のうち国際会計基準採用企業・非連結決算に移行した企業・上場初年度の企業を除く48社が対象)を経常利益ベースでみると、増収減益は9社となり全体の18.8%を占めた。9社中、5社は減益率が2桁だった。事前に予想を開示していた増収減益企業のなかでは当初予想よりも利益を確保できなかった企業が多く、物流コストや原材料価格の上昇、人材不足による人件費負担の拡大などが利益を圧迫した。