12月9日付の外食日報は

●3月期2/4 期決算① 増益で折り返した企業は全体の4割に

株式を公開している外食関連企業の20年3月期第2四半期決算がまとまった。増益企業は全体の4割。人手不足が続くことによる人材関連コスト高や、天候の予期せぬ変動など厳しい環境で推移した。一方で増収増益決算企業に関しては、事前に示していた予想値を軒並み上回り、順調さがうかがえる。

●ワタミが中国でサーモン料理軸の新業態

ワタミは中国子会社の和民餐飲管理(上海)有限公司を通じてこのほど、上海市内に新業態の日本食店「サーモン伝説和民」を立ち上げた。「新しいサーモンの価値を発信する」をテーマに、現地で人気の魚であるサーモンを使用した料理を前面に押し出した専門性の高い業態となる。ブランド育成を進めて中国における外食事業の活性化につなげる意向だ。

●鳥貴族の既存店売上高が23カ月ぶり前年超え

全品税抜298円均一の居酒屋「鳥貴族」を展開する鳥貴族の11月度既存店売上高が前年同期比101.5%となり、2017年12月以来23カ月ぶりに前年を上回った。11月は客単価が同98.1%だったものの、客数が同103.4%となり売上を押し上げた。