12月5日の日本外食新聞は

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GOSSO 代表取締役 藤田 建氏

GOSSO 代表取締役 藤田 建氏

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居酒屋JAPAN2019 セミナー紙上再録 スペシャル企画⑤
バルニバービ・佐藤社長が示す飲食店の「魅力」「可能性」とは?
本気で創る店こそ人の心揺さぶる

佐藤裕久バルニバービ社長

我々は飲食店を開業するにあたり、実際に建物を建築することも多い。関西では、4月27日、兵庫・淡路島の西海岸にサンセットを臨む300席ほどのカフェを開業する(2019年1月23日現在の発言)。ここは約350坪の土地を購入して建築した。

土地を購入しているということは、この上に建てた建物にはもちろん減価償却はあるが、家賃はゼロだ。自らの所有する物件を家賃換算すると、年間で約1億円以上のキャッシュアウトが止まる。いわゆるPL(損益計算書)上は、出ていくお金は固定資産税のみ。

PLは色々な点で悩む人も多いと思う。今回の建築は木造のため、減価償却費を平均すると、内装を施工する床・壁・天井はおよそ10年程で償却になる。建物ごとの床・壁・天井では20年の減価償却になる。まずPL上は半分で済む。もちろん期間は長いし、早く償却したい人にはまた異なるやり方がある。

しかし、20年を分割出来るという意味で言うとまず驚かれる。普通、引き渡される建物はコンクリート打ちっぱなしの状態だ。Pタイルにしたりフローリングにしたりとさまざまな施工をする。それも建物だとしたら償却年数が長くなる。そういうことを含め、私は建築のことを素人ながら分からないでもない中で行っており、建築会社の若手向けに講演を頼まれたことがあった。「街灯り 人が遊びて 生まれけん」という講演タイトルは、その時に付けた。

私は仕事をするにあたり、迷わない。迷っていないのはなぜか。迷うのはなぜなのか。「どうしたら流行るか」とか「どんな業態が流行るか」「どういうトレンドなのか」などということをマーケティングして、今だとラム肉や熟成肉がトレンドかなとか、パンケーキは長らく流行しているななど、そういうことを迷ったことは一度もない。なぜなら、飲食業を始めた理由が明確だからだ。

今から24年前……

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