11月29日付の外食日報は

●東京一番Fはインバウンド需要取り込みに本腰

東京一番フーズは今期(20年9月期)、国産とらふぐ料理を提供する「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」(以下、「とらふぐ亭」)を主力とする飲食事業で収益力底上げに向けた施策を推進する。既存店売上高の増加を目指して訪日外国人の取り込みに本腰を入れる。人材育成の促進などにも注力する。4期連続の増収増益につなげて利益回復基調の鮮明化を目指す。

●日本マクドナルド、今冬は〈グラコロ〉をリニューアル

日本マクドナルドは「マクドナルド」で12月4日から、冬に恒例のグラタンコロッケのバーガー〈グラコロ〉シリーズの販売を始める。今冬企画は「もっと濃厚に」「もっと贅沢に」をキーワードにリニューアルを施した2品をラインナップ。販売を前にマーケティング本部の坂下真実部長は「(家族や友人など)皆との時間、すてきなごほうびの時間に楽しんでもらいたい」と意気込みをみせた。

●10月既存店売上はFF堅調も台風で全体は厳しく

株式を公開している外食関連企業の19年10月既存店売上高(56社・業態)がまとまった(関連企業は8面に掲載)。前年を上回った企業は、全体の23.2%にあたる13社にとどまり、50%だった前月と比べて状況が大きく悪化した。土日祝日が前月よりも1日多い曜日巡りにあって、12日(土曜日)に関東、東海地方に台風19号が上陸したことの影響が出た。日本列島を広範囲で襲った同台風により、営業の休止を余儀なくされる店舗も相次ぎ、集客、売上に打撃となった。