11月28日付の外食日報は

●うかいは郊外和食店の収益力回復に注力

うかいは今期(20年3月期)の下期も郊外和食店の収益力回復に注力する。課題である集客力を高めるため、ブランド発信の強化や値ごろ感あるメニューの企画などを進める。台風に見舞われた創業業態「うかい鳥山」(東京・八王子)は期中に「完全復旧させたい」(大工原正伸社長)とする。東京オリンピック・パラリンピック開催を呼び水に訪日外国人旅行者が増えることが追い風となる来期に備える構えだ。

●イートアンドが外食と食品事業の両輪で成長目指す

餃子チェーン「大阪王将」を展開するイートアンドは、外食、食品の両事業を柱とした業績成長を目指す。各事業で新商品開発や販売促進施策に取り組むとともに、市販の冷凍食品〈大阪王将羽根つき餃子〉などに外食店の「大阪王将」で使える割引券を付けたプレゼントキャンペーンも展開。外食と食品の両事業を手掛ける強みも活かし、2020年3月期の通期連結業績で売上高304億円(前期比4.2%増)、経常利益8億9700万円(同12.4%増)の2桁増益を目指す。

●アントワークスがタピオカドリンク専門店に参入

すた丼業態「伝説のすた丼屋」が主力のアントワークスが中国企業と連携してタピオカドリンク専門店に参入する。12月20日、東京・吉祥寺に日本初上陸のブランド「黒糖彪(こくとうとら)」を立ち上げる。飽和状態になりつつある日本のタピオカドリンク市場に新たな風を吹かせることを狙いに、「唯一無二」をコンセプトにした特徴のある商品展開で差別化を図る。参入1年でFC展開も駆使して国内100店舗体制を目指す。