●「値ごろ感」訴求するマーケティング施策に勢い
外食企業で「値ごろ感」を訴求するマーケティング戦略に力を入れる動きが目立ってきた。10月からの消費増税もあって、消費者の価格意識が高まっていることが背景にある。近年注目度が高まるサブスクリプション(定額制)サービスをはじめ、実質無料化のクーポン配布、くじ引きなどさまざまな手法がにぎわっており、消費者の財布のひもを緩めることに成功している例も相次ぐ。
●ワンダーTが「モーモーパラダイス」国内2店舗目
ワンダーテーブル(東京・初台、秋元巳智雄社長)はこのほど、東京・新宿にしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「モーモーパラダイス 新宿東口店」をオープンした。国内では新宿歌舞伎町にある「新宿歌舞伎町本店」に続き、2店舗目となる。衣料・家電複合店「ビックロ」の裏で展開していた「鍋ぞう 新宿東口店」を改装して立ち上げた。
●JF調査10月度 台風の影響大きく全店売上高は3カ月ぶり減
日本フードサービス協会(JF)は会員社を対象にした19年10月度の外食産業市場動向調査をまとめた(関連表8面)。同調査による10月の全店ベース全業態合計の売上高は、前年同月比(以下全て前年同月比)97.6%と、3カ月ぶりに前年割れ。客単価は103.2%としたが、客数が94.6%にとどまったことが影響した。