11月21日付の外食日報は

●トリドールHDは国内事業の強化で利益回復を

トリドールホールディングスは今期(20年3月期)の下期、国内事業の強化に努める。復活色が強まっている主力のうどん店「丸亀製麺」では販売促進・マーケティング施策を引き続き積極的に進め、人件費対策にも注力。第2の存在に台頭したカフェ「コナズ珈琲」の育成にも取り組み、業績における利益の急回復につなげる。

●個性派飲食店そろえて「渋谷PARCO」新生

パルコは22日、東京・渋谷にリニューアルした旗艦店「渋谷PARCO」をグランドオープンする。16年に一時休業しており、このほど「PARCO」50周年の節目の年に新生渋谷PARCOとして立ち上げるもの。「世界へ発信する唯一無二の“次世代型商業施設”」をコンセプトに、「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテイメント」「フード」「テクノロジー」という5つのテーマを掲げ、それぞれの要素が互いに魅力を引き出し合うフロア構成を追求した施設となる。

●ディーアールがライセンス業態「そば吟」開発

「ラーメン道楽」や「ホルモン まるいち」など、国内外合計34店舗(ライセンス店16店舗含む)を展開するディーアール(東京・鮫洲、谷脇宗社長)は20日、そば居酒屋「そば道(みち)」(同・大井町)のライセンス加盟者向け出店モデルとして開発した「そば吟(ぎん)」の1号店を同・大森に立ち上げた。国内のライセンス出店向けモデルの開発は「大衆ホルモン肉力屋」、「立呑酒場もつぎん」に続くもの。大井町や中国・上海に展開している「そば道」の業績が好調なことから、新たにそば居酒屋のライセンス向けモデル開発に至った。