11月8日付の外食日報は

●本格的な業績回復へエスエルディー・伴社長が意欲

DDホールディングス傘下で、カフェダイニング業態の展開やコンテンツ企画サービスを手掛けるエスエルディーは、業績の成長ステージ入りを目指す。2020年2月期の第2四半期業績が上期として4期ぶりの経常黒字に転じたことを受け、通期でも経常利益ベースで4期ぶりの黒字確保につなげる。

●「イートイン脱税」は高水準の対策が急務

消費増税および軽減税率について、10月1日からの導入から早くも風雲急を告げる事態だ。コンビニや食品スーパーにおいて、イートインスペースでの店内飲食が目的との申告をせず、8%の軽減税率対象となる持ち帰り品として購入する「イートイン脱税」が頻発して社会問題となっている。

●2月期2/4期決算②予想上回る売上高・利益を出したのは5社

株式公開している外食関連企業の20年2月期第2四半期決算・19年8月期決算がまとまった。20年2月期第2四半期決算では、長雨などの天候面の逆風に加えて人材コスト上昇も響くなか、対象16社のうち10社が経常利益ベースで増益だった(関連表は7日付2面に掲載)。減益でも期初段階での予想値と比べて減益幅を縮小させた企業もあり、増益や減益にかかわらず上期が売上・利益とも予想を超えたのは5社(吉野家ホールディングス・DDホールディングス・壱番屋・SFPホールディングス・ゼットン)だった。