10月25日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々
気仙沼でクラフトビール事業を開始
今後カジュアルなスペイン料理店も

プロダクトオブタイム 代表取締役 千 倫義 氏

プロダクトオブタイム 代表取締役 千 倫義氏

 

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渡邉美樹氏経営トップ復帰でどうなる!?
ワタミ、新体制で再成長なるか

ワタミの渡邉美樹代表取締役会長兼CEO

10月7日に都内で開いた会見で明らかになった注目すべき点は、事業モデルの大きな転換だ。そして掲げた新規事業や新たな事業戦略が「国会議員時代にできなかった反省に基づいたもの」(渡邉美樹代表取締役会長兼グループ最高経営責任者)だということ。

議員時代の経験を引き合いに、「国会の中にいたからこそ分かることがある」と語る渡邉CEOは会見で、今後取り組む三つの新規事業を発表した。

一つ目が被災地の復興や地方創生を目的とした「再生可能エネルギーを活用した循環型6次産業モデル」の具現化で、2021年3月には岩手・陸前高田に農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」を開業する。農業・畜産、食材加工、レストラン・物販、発電施設などを設けた6次産業モデルの拠点として、陸前高田市とも連携して被災地の活性化につなげる考えだ。

渡邉CEOは11年から陸前高田市の参与を務めており、「イベントの開催、コールセンターの設置、渡邉の経営塾開催などを実施し、経済の活性化や雇用の促進に取り組んでいる。『ワタミオーガニックランド』の設置によって、国内外から人を呼び込める魅力ある場所をつくるとともに、陸前高田市で作ったオーガニック商品を販売していく」(同社)という。

総面積は東京ドーム5個分に匹敵する約23ha。施設内には、農場、牧場、養鶏、工房、ショップ、レストラン、エネルギー(発電)施設、宿泊施設などを設け、年間来場者数は約35万人を見込む。

「ワタミオーガニックランド」完成予想図

「議員時代の6年間、客観的にワタミを見てきた。直営で有機栽培や酪農、養鶏の事業を持っている。加工工場もあり、宅配事業などで売り先も確保している。再生可能エネルギー事業で電気を作るなど、非常に高いポテンシャルを持っている。これは、小さくても世界に発信できる6次産業のモデルだ。これを推進し持続可能な循環型社会のモデルを作ることが自分の使命となる」

こうした考えに基づき……

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【オープン】
spice today/王德傳/大衆食堂 あづま