10月23日付の外食日報は

●「リンガーハット」は宅配、「濵かつ」はディナー強化を

リンガーハットは20年2月期に3期ぶりの増収増益達成を目指す。上期(3~8月)は営業・経常利益ベースで2期ぶりの増益に転じたものの、既存店の客数が前年同期比95.6%と苦戦。下期も新規出店を抑制して既存店強化に力を注ぐことで、「『なんとしても今期は増益を』と取り組んでいる」と、佐々野諸延(ささの・さかえ)社長は語る。

●FFでホットコーヒーの提案強化が目立つ

ファストフード(FF)でホットコーヒーの提案を強化する動きがみられる。数年ぶりにリニューアルする動きがあるほか、新作フードとのペアリングとして改めて良さを訴求する向きもある。ホットコーヒー需要が高まってくる冬本番にかけての成果が注目される。

●力の源Cがフードコート専門業態を拡大

力の源ホールディングス傘下の力の源カンパニーは、ラーメン「一風堂」のフードコート専門業態としてショッピングセンターやサービスエリア中心に展開している「IPPUDO RAMEN EXPRESS」(6月末時点国内32店舗)の店舗網を拡大している。25日には千葉・松戸に開業する複合商業施設「テラスモール松戸」のフードコートに、「IPPUDO RAMEN EXPRESS テラスモール松戸店」を新規でオープンする。回転率が高く、商業施設からの引き合いも多いブランドとして、今後も順次出店を進める意向だ。