10月15日付の外食日報は

●サイゼリヤは既存店回復へ客単価上昇狙う

サイゼリヤは今期(20年8月期)、「サイゼリヤ」を展開する国内事業で、課題として持ち越した既存店収益力の回復に力を注ぐ。消費増税などの逆風下、「客単価を上げに行く」(堀埜一成社長)構えで、商品提案を強化する。接客や人材育成など、中長期的な成果を目指した取り組みにも引き続き注力する。

●HUGEが醸造所・蒸留所・焙煎所併設店に挑戦

カジュアルレストランを多業態展開するHUGE(東京・渋谷、新川義弘社長)が、国内では画期的な、醸造所・蒸留所・焙煎所併設型のレストランに挑戦する。神奈川・横浜のみなとみらいエリアで31日に開業する複合施設「横浜ハンマーヘッド」内に、新業態「QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル)」を立ち上げる。

●JF髙岡会長「外食も軽減税率対象として取り扱いを」

日本フードサービス協会(JF)の髙岡慎一郎会長(人形町今半社長)は、10月1日の消費税引き上げに伴い導入された軽減税率制度について、
飲食店の従業員・利用客ともに、店内(税率10%)と持ち帰り(同8%)で税率が異なることで「分かりにくさ」などの混乱が生じていることに言及し、外食も軽減税率の対象となるよう引き続き政府に働きかけていく姿勢を示した。