9月17日付の外食日報は

●消費増税に商品の「質」で対応する動き広がる

10月1日の消費増税をにらんで、外食各社で集客を強く意識したキャンペーンや商品施策の投入が相次いでいる。割引や値下げといった「値ごろ感」を前面に出した企画が目立つ一方、改めて商品の「品質」にフォーカスした取り組みに力を入れる企業もある。消費増税に併せて導入される軽減税率制度により、適用外となった外食の需要減退を危惧する声も多いなか、商品の「質」や「価値」の訴求によって増税に対抗する動きも広がりつつある。

●シリーズ~あの新業態はいま~第4回 「じぶんどき」

「ビッグエコー」ブランドのカラオケルーム大手で飲食事業も手掛ける第一興商において、展開2年目に入ったのが「じぶんどき」だ。和洋折衷の創作料理店として昨年9月に2店舗を出店。それ以来、新規出店がなかったものの育成は好調であり、近く本格的に多店舗化に踏み出す。

●松屋HDが「対決型商品企画」に積極姿勢

松屋ホールディングスが、「対決型商品企画」に力を入れている。2つの商品のうちどちらの方がおいしいかといった対立軸の構図で期間限定の商品キャンペーンを実施し、話題性も高めつつ販売効果を追求するもの。今期(20年3月期)から「松屋」を皮切りに手がけて成果を上げており、新たにとんかつ業態の「松のや」「松乃家」「チキン亭」でも実施する運びとなった。