9月9日付の外食日報は

●19年12月期決算 通期では6割の企業が増収増益を予想

上場している外食関連企業による最新の19年12月期業績予想、および20年6月期予想が出そろった。19年12月期では、経常利益ベースで増収増益を予想する企業が対象11社(下表参照/国際財務報告基準のすかいらーくホールディングスを除く企業が対象、以下同)中7社と、全体の64%を占めた。
消費者の節約志向が根強いなかで…

●セブン&アイ・FSが増税に合わせグランド改訂

セブン&アイ・フードシステムズは10月1日、「デニーズ」のグランドメニューを改訂する。例年は3月と9月に改訂しているが、今年は10月1日の消費増税に合わせて大幅な改訂を実施する。増税に合わせて導入される軽減税率制度によってイートインで10%、テイクアウトで8%の税率が課されるため、外食に対する逆風も予想されるが、「デニーズ」では「地道だが、価値あるおいしいメニューをきちんと提供していく」(鎌田靖取締役執行役員商品本部長)ことを重視した商品政策を進める考え。

●キリン&サッポロが初の共同企画開催

キリンビールとサッポロビールは、北海道空知郡で生まれたホップ「ソラチエース」を使った商品のPRイベント「ソラチエース誕生祭~こちらでソラチ、そちらでもソラチ~」を、16日まで共同で実施中だ。両社が「ソラチエース」を使用した商品を19年のほぼ同時期に全国発売したことで、日本のホップを盛り上げるとともに、ビール市場の活性化にもつなげたいという思いから共催したという。