9月5日付の外食日報は

●幸楽苑HDとアークランドSHDが業務提携

ラーメン店「幸楽苑」の幸楽苑ホールディングスと、とんかつ店「かつや」やからあげ業態「からやま」のアークランドサービスホールディングスが業務提携する。3業態共通の割引券を発行するなど販売促進活動を共同で企画するほか、互いの業態の特色を採り入れたメニューの開発にも取り組む。幸楽苑HDは他社業態を活用した既存店強化策の一環で「からやま」の出店を始める。

●JEFBが新型のセルフ注文決済端末を導入

ジェイアール東日本フードビジネス(JEFB)は4日、ハンバーガー業態「R・ベッカーズ池袋東口店」(東京・池袋)にセルフ注文決済端末「O:der Kiosk(オーダー・キオスク)」を導入し、スマートフォンによる事前オーダーと店内でのセルフ注文に対応する「未来型店舗」の1号店として営業を始めた。「オーダー・キオスク」はJR東日本グループとモバイルオーダーシステム開発のShowcase Gig(ショーケース・ギグ)が共同開発したもので、今回の導入はJR東日本スタートアップのサポートのもと進めた取り組み。JEFBでは「オーダー・キオスク」導入による店舗運営の効率化や売上増といったプラス効果を見込む。

●12月期2/4期決算② 増収増益企業は3社

上場している外食関連企業の19年12月期第2四半期決算・19年6月期決算がまとまった。19年12月期第2四半期決算において、経常利益ベースで増収増益とした企業は日本マクドナルドホールディングス、ホットランド、アークランドサービスホールディングス。増収黒字企業はなかった。原材料価格や物流費の上昇、慢性的な人材不足に起因する人材関連コストの上昇といった、厳しい収益環境が続くなかで、各社はサービスの充実や販売促進活動の強化、事業の再構築など個々の施策に成果を上げた。