8月23日付の外食日報は

●きちりHD ビジネスモデルの転換に力注ぐ

きちりホールディングスは「次世代型ビジネスモデル」の確立に注力する。外食産業を取り巻く環境の変化に対応した形のビジネス構造に転換することで、継続的な業績成長を目指すもの。今期(20年6月期)は「過渡期にある」(平川昌紀社長)といい、FCも活用した新業態の店舗拡充、グローサラント業態の育成などを積極化する。

●和風FF ボリューム訴求で集客底上げ

丼や定食を主体とする和風のファストフード(FF)チェーンで、ボリュームや食べごたえを前面に出した商品訴求が盛んだ。暑さが厳しい残暑のスタミナ食や、食欲を喚起する商品として消費者に提案している。和風FFの利用客にはボリュームや食べごたえに対する「一定のニーズがある」(大手FFチェーン)ことから、肉を増量した商品やインパクトのあるメニューの投入によって需要を刺激する。

●エスエルディー グルメSNS「シンクロライフ」のGINKANと資本業務提携

エスエルディーは、利用者が食事をすると暗号通貨をもらえるトークンエコノミー(代替貨幣を使った経済圏)型グルメSNS「シンクロライフ」を運営するGINKAN(東京・青山一丁目、神谷知愛社長)と資本業務提携した。同時に、GINKANは、DDホールディングス(HD)の子会社DDHDベンチャーキャピタルが運用するDD Holdings Open Innovation Fund(以下「DD FUND」)を引受先とする第三者割当増資も実施した。