7月10日付の外食日報は

●リンガーハット 創業ブランドの卓袱料理店活性化を

リンガーハットは、昨年11月に「長崎卓袱浜勝」の東京初進出店舗としてオープンした「長崎しっぽく浜勝 銀座本店」(東京都中央区銀座7-8-7 銀座グリーン11F/64席)の集客を強化する。オープンから半年強が経過し、長崎県出身者や長崎の行政関係者などの来店がみられるなか、今後は長崎発祥の「卓袱(しっぽく)料理」の認知度向上に取り組むとともに、長崎県産食材の質の高さなどもアピールしながら、長崎にゆかりのない首都圏在住者を含めた幅広い層の集客につなげたい考えだ。

●モスフードサービス 「カレーフェア」実施

モスフードサービスは18日から、「モスバーガー」でカレーバーガーを前面に押し出す「カレーフェア」を実施する。4年ぶりに〈カレーモスバーガー〉390円(税込・以下同)を発売するとともに、復刻販売するスパイスなどとの組み合わせによる風味や辛味のカスタマイズも提案する。「モスバーガー」初のタピオカドリンクも投入するほか、テイクアウト需要増を見据えてバンズを刷新するなど、今夏の売上拡大へさまざまな施策を講じる。

●食肉スライサー国内首位のなんつね 外食事業開始

食肉スライサーの製造・販売で国内首位のなんつね(大阪・藤井寺、南常之社長)は、9月15日に大阪・福島で、肉の惣菜や自家製のシャルキュトリー(食肉加工品)などを提供するミートデリレストラン「Moct(モースト)」(仮称)を立ち上げて外食事業に参入する。食肉業界の活性化を目指すプロジェクトとして手がけるもので、プロジェクトメンバーには「大衆ビストロ ジル」を展開するジリオン(東京・品川)の吉田裕司代表が参画している。