7月5日付の外食日報は

●「コンテンツコラボ」に賑わい

外食各社の今夏の営業政策で異業種とのコラボレーション(協業)が目立つ。とりわけ、人気のキャラクターやゲーム、新作ドラマといった「コンテンツ」とのコラボを行う動きが顕著だ。注目のコンテンツと組むことで、店舗の集客にもつながる。「ファン拡大のためにコラボは重要な取り組み」と意気込む向きが多く、夏商戦の起爆剤になるか、効果のほどが注目となる。

●幸楽苑HD 働き方改革を加速

ラーメンチェーン「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングスは、従業員の働き方改革を加速する。先月「幸楽苑」全店での導入を発表したスマートフォン活用型の働き方改革アプリ「cyzen(サイゼン)」に続いて、beepnowグループでAI(人工知能)などの先端技術を利用したサービスを開発するbeepnow Systemsのクラウド型サービス「beepシフト」のテスト導入を決定。店長のシフト作成業務を減らす仕組みとして、まずは「幸楽苑」2店舗で試験導入し、運用方法や成果を検証しながら採用店舗を拡げる考えだ。

●セブン&アイ・FS 「デニーズ」で配達・持ち帰り販売強化

セブン&アイ・フードシステムズは「デニーズ」で、デリバリーやテイクアウト売上の獲得を強化する。10月の消費税増税に伴い導入される軽減税率制度(イートインは税率10%・テイクアウトは税率8%)も見越し、売上の底上げを図る施策になる。配達代行サービスや事前決済の予約受付サイトなどを活用し、認知度を上げながら需要拡大につなげる考えだ。