6月20日付の外食日報は

●注目続く「定額制サービス」は広がるのか

規定の金額を支払うことで割引などの特典が継続的に得られる「定額制サービス(サブスクリプション型サービス)」が、外食産業で引き続き話題となっている。昨年からラーメンや居酒屋チェーン、ステーキ店などで定額制サービス導入の動きがあり、今年も中小規模の事業者などが新規で採用する動きが散見される。導入によるプラス効果が表面化している企業もみられ、顧客の囲い込みや店舗の活性化に向けて、外食企業が今後どのように有効活用していくのかが注目される仕組みだ。

●柿安本店 女性ターゲットのステーキ業態を

柿安本店は7月8日、新業態のグリルレストラン「STEAK & DELI ミート柿安」を、東京・新宿の駅ビル型商業施設「ㇽミネ新宿」内に出店する。「ルミネ新宿」の客層に合わせ、流行への感度が高い女性を意識。カスタマイズできるセットメニューを軸に「おいしいお肉」「こだわりデリ」を訴求する。

●3月期決算④ 減収増益は4社

株式を公開している外食関連企業の19年3月期決算(53社のうち国際会計基準採用企業を除く51社が対象)では、22社が減収となったが、そのうち4社は経常利益ベースで増益となり、1社は黒字化した。増益だった4社のうち3社は、期初予想以上に利益を確保。売上環境が厳しいなかで、収益体質を強化・改善させている。