6月14日付の外食日報は

●3月期決算① 増収増益企業は全体の4割

株式を公開している外食関連企業の19年3月期決算・19年9月期第2四半期決算がまとまった(一覧表は9面掲載)。19年3月期決算を発表した53社のうち、国際会計基準(IFRS)採用の2社を除いた51社の内訳を経常利益ベースでみると、増収増益もしくは増収黒字だったのは20社。増収減益は6社、減収増益は4社、減収黒字は1社、減収減益は12社だった。また、増収赤字は1社で減収赤字は7社だった。

●吉野家 夏の麦とろメニュー企画を増強

吉野家ホールディングス傘下の吉野家は、17日から「吉野家」で、麦飯にとろろ汁をかける「麦とろ」を前面に押し出したセットメニュー〈牛皿麦とろ御膳〉(並盛584円・大盛676円、以下含め全て税別)を発売する。夏季限定の麦とろメニュー企画として5年目を迎える今回は「パワーアップ」をキーワードに牛肉のボリュームを高めたほか、新たなセット2品も投入してラインナップを拡充。時間帯限定でのごはんおかわり無料サービスも実施し、夏の売上拡大の起爆剤とする構えだ。9月上旬まで販売する予定。

●プロント 海外2カ国目はシンガポール

プロントコーポレーションは17日、同社にとって海外2カ国目の出店となる「PRONTO SINGAPORE(Capital Square)店」(FC店)をシンガポール国内にオープンする。中国・上海に次ぐ海外での出店。日本と同じカフェ&バーの二毛作業態として、モーニング時間帯から夜まで幅広い時間帯のニーズを取り込む狙い。