6月11日付の外食日報は

●株主優待制度に魅力アップの流れ

株式を上場している外食企業で、株主優待制度の魅力向上を図る動きが散見される。自社店舗で利用できる食事券の贈呈について、対象ブランドを拡充する取り組みなどがそれだ。先行きの不透明感から株式相場で投資家離れが起きているような情勢にあっては、個人投資家をつなぎとめるきっかけになり得ると同時に利用客拡大が見込める手段となる株主優待制度の重要度が増している。

●第一興商 初のカレー専門業態を立ち上げ

「ビッグエコー」ブランドを中心とするカラオケ事業と、居酒屋「ウメ子の家」などを手がける飲食事業を収益の2本柱とする第一興商は28日、千葉・市川に新業態となるカレーショップ「Time is Curry(タイム イズ カリー)」をオープンする。カレー専門店を手がけるのは同社初のこと。女性だけのチームで女性を中心ターゲットに開発しており、居酒屋主体だった飲食事業の展開に広がりが生まれつつある。

●ペッパーFS 「研修センター店」を再オープン

ペッパーフードサービスは10日、東京・錦糸町に「いきなり!ステーキ墨田太平店(研修センター店)」をオープンした。18年6月に本社を移転するまで、以前の本社があった東京・本所吾妻橋で営業していた「いきなり!ステーキ」の研修センター店舗を再オープンした格好。「オペレーションの強化」(同社)に向けて再び研修センター店舗の必要性を感じていたところ、現在の本社近くに「いい物件が出た」(同社)ことから出店を決めた。