6月4日付の外食日報は

●うかい 和食郊外店舗の強化に集中

うかいは創業業態の「うかい鳥山」(東京・八王子)をはじめとした、和食の郊外店舗の集客力強化に注力する。都心部の店舗を軸にしたブランド発信に成果を上げる半面、郊外和食店の訴求力が低下して業績成長の足かせになっている。新たなブランド発信手法や商品展開、イベントの強化などを推進するとともに、他事業との連携も駆使して収益力の回復に努める。大工原正伸社長は「徹底的に郊外から発信する」と意気込む。

●サガミレストランツ セルフうどん業態を拡大

「和食麺処サガミ」などを展開するサガミホールディングス傘下のサガミレストランツは、セルフうどんチェーン「どんどん庵」の出店を加速する。加速に向けて「FCオーナーの募集を再開」(同社)しており、6月1日には20年3月期2店舗目の出店となる「どんどん庵 神の倉店」(愛知・名古屋)をオープンした。同店は既存のFCオーナーによる3店舗目の出店。

●ゼンショーHD マレーシアのチキンライス店最大手を子会社化

ゼンショーホールディングスは5月31日、マレーシア子会社を通じ、チキンライス店の同国最大手チェーン「The Chicken Rice Shop(ザ・チキンライス・ショップ)」(以下、「TCRS」)」を展開している現地企業TCRSレストランズの全株式を取得した。取得価額は非公表。今後、ゼンショーグループとしてのシナジー効果を追求し、同国における事業展開を強化する。