5月30日付の外食日報は

●チムニー 主力の居酒屋業態活性化を

居酒屋「はなの舞」や「さかなや道場」を手がけるチムニーは、主力である居酒屋業態の立て直しに力を注ぐ。前期(19年3月期)に持分法適用関連会社化したつぼ八や、以前から資本・業務提携を締結しているマルシェとの協業にも取り組みながら、業態のブラッシュアップおよび活性化を進める。

●日本M&Aセンター江藤氏 外食M&Aは今後も増加へ

外食産業において、効果的に成長するためにM&A(企業の合併・買収)を活用する企業が増えている。飲食ジャンルを拡充してさまざまなニーズに対応する、ポートフォリオ経営にも寄与するものだ。M&A仲介大手の日本M&Aセンターで、17年のトリドールホールディングスによる「晩杯屋」のアクティブソースとの資本提携など話題の外食M&Aを手掛けてきた江藤恭輔氏に、外食M&A市場の動向と見通しを聞いた。

●4月既存店 客数減が目立つ

株式を公開している外食関連企業の19年4月既存店売上高(56社・業態)がまとまった(関連表は8面に掲載)。前年を上回った企業は29社、下回った企業は27社。半々だった前月に続いてまちまちの状況で、プラス企業とマイナス企業の顔ぶれにも大きな変化は出なかった。ただ客数をみると、プラスとなった企業は前月の23社から17社へ減った。今年の4月は前年と比べて気温が低く推移したことが、外食利用頻度を押し下げたようだ。また…