5月27日付の外食日報は

●木曽路 5期連続の増収増益へ出店加速

木曽路は今期(20年3月期)、「攻めの経営」の2年目として、出店ピッチを上げる。しゃぶしゃぶ・日本料理の主力業態「木曽路」は本格的に出店を再開し、5期連続の増収増益の原動力とする。展開2年目に入る新業態「からしげ」については、将来の収益寄与に向けて課題解決に力を注ぐ時期とする。

●ぐるなび 楽天から社長招聘し定款変更

ぐるなびは業績回復に向けて、資本業務提携をしている楽天と協業して既存サービスを強化するとともに、新たに飲食店を支援する金融サービスの開発などの可能性を探る。そのため、定款に「飲食店の経営、企画、運営及び管理」「金銭の貸付、債務の保証、各種債権の売買等の事業」を加える議案を6月19日に開催する株主総会に提出する。同社は、まだ可能性の段階としながらも「より実践的なICT(情報通信技術)ツールを提供するための実験店舗の企画・運営や、ノーショウに対応した保険商品や少額の運転資金融資などの事業も検討するために盛り込んだ」と話す。

●ワタミ 渡邉美樹元会長が経営に復帰する方向に

ワタミは24日に開催した取締役会で、元会長で創業者の渡邉美樹氏(現参議院議員)を、6月24日に開催する予定の株主総会で取締役候補者に提案することを決めた。参議院議員の任期満了の7月29日(予定)以降に本人の承諾をもって取締役に就く。渡邉氏は11年2月にワタミの代表取締役会長を退任し、その後は取締役として経営に携わっていたが、13年6月には参議院議員通常選挙への出馬に際し…