1月31日号の外食日報は

●「復活・復刻メニュー」で来店促進を図る動き広がる

ラーメンやつけ麺、居酒屋などの外食チェーンで、過去に人気を博した商品の復活・復刻商品の提案が賑わっている。利用客からの要望も背景に再投入する企業や、イベントごとに合わせて投入することで来店の促進を図る動きだ。定番商品とは異なる特徴を持った商品も多く、新規顧客の獲得や既存客の来店頻度向上への寄与も見込まれる施策として各社が展開している。

●12月既存店売上高は前年超えが全体の8割にとどまる

主要な外食企業・業態の2024年12月既存店売上高がまとまった。集計対象の56社・業態(関連表は8面に掲載)のうち、約8割にあたる45社が前年同月比プラスだった。前月は全体の約98%となる55社が前年超えであるなどほぼ全面的に増収という流れが続いてきたが、様相が変わってきた。

●ロイヤルHDが「天丼てんや」で値上げとメニュー改定

ロイヤルホールディングス(HD)は天丼チェーン「天丼てんや」で2月13日、商品値上げを実施する。併せて、そばの内容変更などのメニュー改定も行う。コスト高の情勢に対応しつつ、質を追求したラインナップで集客の底上げを図る。値上げは空港内店舗など一部を除く…