5月13日付の外食日報は

●20年2月期決算 8割の企業が増収増益目指す

外食関連企業による20年2月期業績予想と最新の19年8月期業績予想が出そろった。20年2月期は8割の企業が経常利益ベースで増収増益を予想する。減益で新たな年度を迎えた企業は多いが、既存店強化や出店、人材育成など事業基盤の強化につながる施策に力を入れて業績回復・成長を目指す。

●きちりHD グローサラントの展開が進む

きちりホールディングスが、物販と飲食を融合させたグローサラント業態の事業を進めている。15日には、大阪・福島の新複合施設で立ち上がるグローサラント業態の運営を始める。外食企業として先行的に行ってきた取り組みが拡大している。

●大手回転寿司で「藁焼き鰹」の商品投入続く

大手回転寿司チェーンで、旬の鰹を使用した商品提案が相次ぐ。いずれも今年から展開をはじめた商品シリーズの新メニューとして、旬や品質を訴求する商品提案となる。
くら寿司が10日から「無添くら寿司」で発売するのは、「旬の極みシリーズ」第3弾となる〈枕崎産厚切り藁焼き初鰹〉(2貫税込216円)。第1弾の〈国産天然くえ〉、第2弾の〈厚切り桜鯛〉に次ぐ商品で、鹿児島県枕崎産の一本釣りで漁獲した初鰹を使用する。脂身がほどよく、爽やかな風味が特徴とされる初鰹を藁焼きにして香ばしい風味に仕上げた。定番メニューの握りで使用している鰹の「約2倍の厚さ」(くらコーポレーション)に切ることで、ボリュームも楽しめる商品としている。販売期間は23日までの予定。同社では好評な「旬の極みシリーズ」の商品展開について、「今後も続けていきたい」としている。