4月24日付の外食日報は

●クリエイトRHD 中期成長へ足場固め

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(クリエイトRHD)は、中期での事業成長を見据えた取り組みを進める。増収増益への転換を目指す今期(2020年2月期)以降の戦略として、国内外でのM&A(企業の合併&買収)実施、ブランド創出力(業態開発力)の強化、グループ連邦経営の進化、の3点を掲げる。消費者ニーズの多様化や中食を含めた競合、優秀な人材の確保といった外食業界を取り巻く課題があるなか、同3点を中心に「急がず、しっかりと足元を固めていく」(岡本晴彦社長)ことで中期的な事業規模拡大につなげる。

●ゴリップ 「京都勝牛」のグローバル戦略推進

肉カフェ「NICK STOCK」などを展開するゴリップは、牛カツ専門業態「京都勝牛」でグローバル展開に力を入れる。現在73店舗(国内54店・韓国17店・台湾2店)を手がけるなか、原信吾社長は「国内と海外の両軸で継続的に出店を行い、2022年には韓国40店舗、台湾20店舗にしていきたい」と表明。さらに「アジアを中心にアメリカやカナダ、欧州へ展開を広げ、5年後の2024年には国内200店舗、海外100店舗の計300店舗展開を目指す」とも述べた。また、経営の骨格強化を目的に、2024年までに国内FCと直営の比率を半々にしていく考えも明らかにした。

●3月既存店 売上はジャンルで明暗

株式を公開している外食関連企業の19年3月既存店売上高(56社・業態)がまとまった。前年を上回った企業、下回った企業とも前月と同様に28社ずつと全体としてはまちまちの様相が続いたが、ジャンルでは明暗が分かれた。前年比で日曜日が1日増えており、天候に恵まれるなかで土日の売上比率が高いファストフード(FF)や、ロードサイドの専門レストランなどが恩恵をうけた。他方で…