8月25日号の日本外食新聞は

日本水商売協会が主催する「ナイトクイーングランプリ」の様子

「水商売」というと、今はクラブやキャバレーなどのナイト業態を思い浮かべるが、外食産業も不安定な商売の総称として「水もの」と呼ばれており、根幹は同じだ。

２０２４年１月17・18日開催の「外食ソリューションＥＸＰＯ２０２４東京」のセミナーでは、日本居酒屋協会の会長と副会長が、日本水商売協会の代表理事と東京・銀座で高級クラブを経営するママ２人と、コロナ後の繁華街の変化や時代に即した営業などについてそれぞれの立場から語り、知見を深め合った。

: （一社）日本居酒屋協会会長Ｂｉｇｂｅｌｌｙ代表取締役大林芳彰さん ●おおばやし・よしあき●　1973年生まれ。26歳で訪れた《モンスーンカフェ》に感動し、グローバルダイニングへ転職。《モンスーンカフェ》料理長を経て2011年３月にオリエンタルビストロ《アガリコ》を開業し独立。現在は《アガリコ餃子楼》、讃岐うどん居酒屋《香川一福》、うなぎ酒場《いづも》などを展開中。

: （一社）日本居酒屋協会副会長龍ノ巣ホールディングス代表取締役畑博貴さん　●はた・ひろき●　1971年生まれ。高校卒業後さまざまな飲食店で修業。98年に串かつ店で独立し、2001年〈かすうどん〉の店を、05年《焼肉ホルモン龍の巣》を出店。EC事業や店舗展開を進めつつ、従業員のスキルアップを支援する人材育成の場を作るなど飲食業界の地位向上も目指し、日々笑顔を忘れず挑戦を続けている。

: （一社）日本水商売協会代表理事甲賀香織さん　●こうが・かおり●　1980年生まれ。大学卒業後、出版社を経てベンチャー・リンクに入社。27歳で東京・銀座の高級クラブ《Le Jardin》へ入店し１年でナンバー１に。18年、日本水商売協会を設立。コロナ禍で苦境に立たされた業界へ各種給付金の支給を政府へ要請しメディアの注目を集める。

: 《ＬｅＪａｒｄｉｎ》ママ望月明美さん　●もちづき・あけみ●　20歳で有名クラブに入店し、３軒の大きなクラブでナンバー１ホステスとして活躍。31歳で東京・銀座の高級クラブ《ルジャルダン》を開店。現在は６店舗を経営し、グループ内のスタッフ・ホステスは総勢160人になる。水商売歴41年。著書多数。

: 《ＣＬＵＢＡＭＯＵＲ》ママ河西泉緒さん　●かわにし・みお●　裕福な経営者一家に生まれるも親の会社が倒産。パティシエや精進料理の料理人を経て30歳でホステスに。2016年５月、《銀座 CLUB AMOUR》を開店。コロナ後は「新しい形の銀座のクラブ」を目指し、明朗会計で土曜営業も行う《salon de AMOUR》に変更する。

: （一社）日本居酒屋協会事務局長インタープレイ代表取締役稲村サチコさん　●いなむら・さちこ●　神奈川・横浜生まれ横須賀育ち。1990年、オレゴン州立大学入学。帰国後、ゲーム制作会社で3Dキャラクター開発を担当。2000年、インフォマートの創業メンバーとして上場準備に従事。12年にインタープレイを設立して独立し、食を核としたコンサルティングなどを行う。

・駅直結施設に飲食ゾーン
大阪・西梅田に「バルチカ03」開業

・Vector Plusが刺身の鮮度で勝負する
寿司屋の大衆酒場を東京・蒲田に展開

・《小江戸釜めし鳥清》の暖簾承継物語
居酒屋のオーナーが蔵の町、埼玉・川越で
創業１２５年の老舗釜めし屋を継ぐ

・週２営業で月商１５０万円、その目的とは？
ゴールドナゲット､都内にレバニラ専門店

・APHDが《塚田農場》に新バージョン投入

・ダイナックの鮨酒場業態《鮨ト酒日々晴々》
２店舗目は大阪・梅田で人気の地下街に

印束義則の繁盛店実況中継　91-3
東京・住吉《炭焼やきとりはな扇橋店》

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