8月9日号の外食日報は

●グローバルDは上期好調を受け営業・経常利益ベースでの増益予想に転換

和食店「権八」やイタリアンの「カフェ ラ・ボエム」などを展開するグローバルダイニングは今期(24年12月期)、前期に続く営業・経常利益ベースでの増収増益達成を目指す。今期は先行き不透明な原材料費や人件費を多めに見込んでいることや出店投資の影響などから、期初段階では増収減益の予想としていたが、インバウンド(訪日外国人旅行)客の増加や和食店「権八」が想定以上の売上を確保したことなどにより上期業績が好調だったことや下期の方が売上の季節指数が高くなる傾向に鑑み、7月29日に通期予想を上方修正。売上に加え、利益面での成長も目指す。

●モスフードサービスがドリンクスタンドに参入

ハンバーガーチェーン「モスバーガー」のモスフードサービスは9日、東京・池袋の東武東上線池袋駅改札内に、ドリンクスタンドへの参入業態「Stand by Mos(スタンドバイモス)」をオープンする。全国の農家とのネットワークをもつ強みを活かし、規格外品のトマトを使用したジュースやスムージーなどを提供する、地球環境や生産者に配慮したエシカルなドリンクスタンドとして差別化する。

●松屋フーズが石焼業態にチャレンジ

松屋フーズホールディングスの傘下で牛めし・カレー・定食の「松屋」などの専門チェーンを展開する松屋フーズが、石焼業態にチャレンジする。女性を主なターゲット層に、カルビ丼やビビンバ、スンドゥブなどを本格的な石焼で提供する新業態「トゥックン²(トゥックントゥックン)」を開発。13日、東京都羽村市にブランド1号店をオープンする。