7月1日号の外食日報は

●2024年上半期の主な出来事

2024年上半期の外食業界は、23年5月の新型コロナ「5類」移行後の人流回復に伴う売上の回復基調が続く中でのスタートとなった。一方で、24年1月1日に石川県能登地方で発生した大地震の影響により、年初から一部店舗の営業を休止せざるを得ない企業もあった。

●「国内リスク」高まるなかで海外展開が活発化

営業環境がコロナ前に戻り、利用客も戻ってきたなかで2024年上半期は上場大手をはじめとした成長に意欲的な外食企業が改めて出店に力を入れる動きが目立った。特に活発だったのが海外展開。少子化で海外を意識せざるを得ない状況は今に始まったことではないが、直近では1ドル=160円台の…

●大型商業施設の開設・刷新が続く

東京都では23年11月に飲食は50店舗超が軒を連ねる森ビルの「麻布台ヒルズ」が開業するなど、大手デベロッパーが主導する100年に1度とも言われている再開発ラッシュの流れにあって、24年の上半期も飲食店が集客の目玉となる商業施設の立ち上げがあった。東急不動産は…