3月29日付の外食日報は

●にぎわう「平成ノスタルジー」企画

新元号の発表が近づくいま、「平成最後」の企画を講じる動きが外食産業でも盛り上がっている。注目は、平成を彩ったメニューをアレンジして復活させるといったノスタルジー(懐かしさ)を誘うアプローチだ。過去のヒット商品を再度提案する手法は、通常でも有力な戦略の一つ。歴史の節目というイベント性も相まって、この「平成ノスタルジー」企画が春商戦をどこまで盛り上げるか注目される。

●NATTY SWANKYがマザーズに上場

餃子居酒屋「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」のNATTY SWANKY(東京・新宿、井石裕二社長)が28日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場し、朝方に公開価格3270円を20.2%上回る3930円で初値を付ける順調なスタートとなった。外食企業のIPO(新規上場)案件は18年10月19日にマザーズに上場した「横浜家系ラーメン 町田商店」のギフト以来。

●アトム 焼肉2業態を4月から全席禁煙化

コロワイドグループのアトムは4月1日から、テーブルオーダー型の食べ放題形式をメインとする焼肉業態「カルビ大将」および「味のがんこ炎」の直営店計64店舗を全席禁煙とする。現在は土日が全席禁煙で平日は席によって分煙とする店が多いなか、主要客であるファミリー層などの要望も受けて全席禁煙化を決定した格好。4月1日以降は直営64店舗を全席禁煙とするものの、そのうち4店舗では喫煙専用ブースを設置する。