3月28日付の外食日報は

●餃子酒場に再注目の機運

餃子をメニューの中心に据えた餃子酒場の業態が、注目度を高める公算がある。ポイントは、28日に餃子酒場ブームの火付け役で知られる「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」のNATTY SWANKYが東京証券取引所マザーズ市場に上場すること。餃子酒場の専業企業としては初の株式公開であり、餃子酒場ジャンルの存在が改めて広く投資家をはじめ一般に認知される契機になることが想定される。同社のみならず、餃子酒場を育成している既存の上場外食企業も注目される。

●プロント 利用客自身が注ぐスタンドカフェ

プロントコーポレーションは31日、大阪・泉佐野の関西国際空港第1ターミナルビル北ウィングに、「ヨーロッパのカフェ」をコンセプトにした新業態「ESPRESSO&BAKERY(エスプレッソ&ベーカリー)」をオープンする。利用客が自分でマシンを操作してコーヒーを注ぐ、セルフサービス式のスタンドカフェとなる。紙製のリッド(蓋)を使用するなど、地球環境に配慮した取り組みも検証する。

●連載 「外食インカレ」受賞者プレゼンに学ぶ①

日本フードサービス協会(JF)と日本フードサービス学会(JF学会)は昨年、次代の外食産業を担う若い世代に外食ビジネスを知って考えてもらい、外食業界の認知度向上と活性化につなげることを目的に、大学・大学院生を対象とした初のビジネス・アイデアコンテスト「外食インカレ2018」(秋元巳智雄実行委員長)の最終審査および表彰式を開催した(18年11月21日付本紙に速報を掲載)。同コンテストの最終審査におけるプレゼンテーションでは審査員を唸らせる場面が多く見られ、外食産業従事者の参考になる点も多かったことから、受賞者(金賞・銀賞・銅賞)のプレゼンテーション内容を本紙で連載シリーズとして再録する。