3月11日付の外食日報は

●24年12月期業績予想 増収増益・黒字は全体の8割に

外食関連上場企業による24年12月期業績予想では、全体の約8割が本業のもうけを示す営業利益ベースでの増収増益もしくは増収黒字を目指す。最初からアフターコロナ色が強いなかで商品・販売促進施策を通じて売上の最大化を図る一方で、依然続くコスト高の環境に対応しながら、利益の回復・成長を目指す。

●台湾カフェ「春水堂」が郊外ロードサイドに進出

タピオカミルクティ-発祥の台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」を首都圏と関西、福岡で計14店舗展開するオアシスティーラウンジ(東京・青山、関谷有三代表)が4月6日、神奈川県藤沢市にブランド初のロードサイド店舗「春水堂 藤沢湘南台店」をオープンする。これまで駅近辺の商業施設での出店が主体だったが、ロードサイドが主戦場の回転寿司「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)から出資(出資規模は非公表)および店舗開発などの協力を受けて新立地攻略に乗り出す。

●ゼンショーHDが12.2%の賃上げを決定

牛丼チェーン「すき家」や回転寿司店「はま寿司」などを展開するゼンショーホールディングス(HD)は7日に春季労使交渉で妥結し、4月1日からの給与改定で、同社在籍でグループ会社への出向者も含む正社員1239人を対象に平均12.2%の給与引き上げを実施する。