3月6日付の外食日報は

●23年12月に新規上場した魁力屋が成長戦略示す

「京都北白川ラーメン魁力屋」(以下「魁力屋」)が主力の魁力屋は今期(24年12月期)、出店を加速する。23年12月15日に東京証券取引所スタンダード市場に新規上場した同社は、上場後の店舗拡大も視野に23年から主に法人を対象としたフランチャイズ(FC)事業も開始しており、今後は「直営店とFC店の両軸で出店していく」(藤田宗社長)とする。

●23年12月期決算② 2社が赤字決算に

外食関連上場企業による23年12月期決算において、対象8社のうち、本業のもうけを示す営業利益ベースで小僧寿しは増収赤字、ペッパーフードサービスは減収赤字だった(本紙3月5日付参照)。当期は新型コロナの「5類」移行もあって全般に集客環境が回復した半面、地政学リスクの高まりなどから各種コストがかさむ環境で推移した。

●「ゴンチャ」が人気の期間限定企画をスケールアップ

アジアンティーカフェ「ゴンチャ(Gong cha)」の日本展開を担うゴンチャ ジャパン(東京・新橋、角田淳社長)は14日から、国内の約150店舗で春の期間限定商品企画を始める。この時期に毎年恒例となっている「いちご杏仁」のフェアを今春も実施。4年目となる今回は前回からラインナップを拡大する。