1月15日号の日本外食新聞は

成功体験増やし社員のやる気向上
“本物”のもつ鍋を銀座から世界へ

やま中 代表取締役CEO 小野 政彦 氏

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【特集】
外食ソリューションEXPO2023大阪 セミナー再録 前編
大阪《焼肉 万両》×尼崎《味楽園》
あの大阪の大繁盛店が最初で最後の登壇!!
繁盛店の裏側と焼肉業界のこれから

大阪でドミナント展開し、A5黒毛和牛の良質な肉をリーズナブルな価格で提供することで連日満席となっている「焼肉 万両」代表の滝本昭人さんが、「これが最初で最後のセミナー」とした上で、2023年7月5・6日開催の「外食ソリューションEXPO」に登壇した。
兵庫・尼崎の繁盛店「焼肉 冷麺 味楽園」代表の康虎哲さんを相手に、これまでの半生や「万両」の経営スタイル、焼肉業界についてなど、思いの丈を語った。

もつ鍋ブームに乗り
来店客ゼロが満席に

康虎哲(以下、康) 今回は繁盛店「焼肉 万両」の滝本さんをお呼びしました。その前に自己紹介しますと、私は家業の「味楽園」を引き継ぎました。焼肉店の子供の宿命で小学2年生の頃から鉄板洗いをしており、たたき上げてここまで来ました。傍からはボンボンでチャラチャラしているように見えるかもしれませんが、仕事はちゃんとしているつもりです。
滝本社長は、店舗を大阪市内に絞り、店長候補が育つまで待ち1店舗ずつ確実に店舗展開をして現在6店舗。創業31年目に突入しており、肉は店内調理仕込みにこだわっています。キムチ、ナムル、スープも当日仕込みで「ハイクオリティ大衆店」を目指しています。
25歳の時に、廃業した9席の焼肉店を任されたのがきっかけということですが、それまで何をしていたのでしょうか。
滝本昭人(以下、滝本) 例に違わず焼肉店にいました。学生の時はステーキハウス「スエヒロ」で働いていました。一時は席巻していたんですが、私が勤めていた時に倒産しました。その後は居酒屋、焼き鳥などを転々とし、25歳の時にたまたま通っていた大阪・南森町の焼肉店が潰れて「お前やってみろ。どうせ独立するんだろ」と言われ、少ない資金でスタートしました。
引き継いだ時は1日の売上が5000円くらいで、ゼロという日もありました。評判が悪くて潰れたわけだから、そのまま看板をチョロっと変えたぐらいではお客さんは来ません。当時は宣伝する方法もなかったので、店を開けているだけという状態でした。
康 何がきっかけで売上が上がったんでしょうか。
滝本 この後、半年後に大変なことが起こります。それが第1次もつ鍋ブームです。その頃、テレビを見ていたらキャベツがない、ニラが高い、ホルモンが手に入らないと伝えていて、店の冷蔵庫を開けたらホルモンは捨てるほどあったので、もつ鍋は食べたことないけど1回やってみようということで始めたら、次の日から満席でした。
康 もつ鍋を食べたことないのにどうやって作ったんですか。
滝本 鶴橋のお店を……

《万両 南森町店》外観

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連載

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第9回“細かすぎる”インヅカナイト詳報2

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