●24年3月期2/4期決算① 大半が増益または赤字幅縮小
株式を公開している外食関連企業の24年3月期第2四半期決算と23年9月期決算がまとまった。24年3月期第2四半期決算では対象社の多くが2桁増収で、営業損益ベースで全体の約7割の企業が増収増益もしくは増収黒字だった。行動制限撤廃で外食需要が本格的に回復し、各社の事業環境が改善した。
●ハンバーガーチェーンで「チーズ推し」の商品投入相次ぐ
ハンバーガーチェーンでチーズを使用したメニューの投入が相次いでいる。チーズの「とろり」とした見た目でも訴求するメニューは「冬など寒い時期に需要が高まるイメージが強い」(外食チェーン担当者)ことなどからこの時期の定番で、ハンバーガーに限らずさまざまな飲食店が例年投入。今年は新たな切り口の商品を用意して一層の需要獲得を図る動きも見られる。
●梅の花はグループ総合アプリが滑り出し良好
「湯葉と豆腐の店 梅の花」をはじめとした和食レストランや居酒屋業態「さくら水産」などを展開する梅の花がDX(デジタルトランスフォーメーション)による成果を獲得しはじめている。販売促進活動で取り組んでおり、新たな公式スマートフォンアプリが想定以上に会員を得て集客にもつながっている。