12月21日付の外食日報は

●産地のこだわりや素材の良さ打ち出す「いちごデザート」提案相次ぐ

冬の寒い時期を迎え、今年も旬のいちごを使用したメニュー提案が盛り上がってきた。今シーズンは、単純にいちごを使うメニューではなく、産地と連携して仕入れたブランドいちごを使い、高付加価値を追求したデザートや、素材のこだわりや良さを打ち出す提案も目立つ。果物を使用したメニューの中でもいちごのデザートは例年利用客の支持が厚い飲食店が多く、カフェタイムの利用増や、今後の集客にもつながる満足度の高い食体験の提供に力を注ぐレストランが多い。

●ロッテリア、「ゼッテリア」の出店進む

ゼンショーホールディングス傘下でハンバーガー店「ロッテリア」を運営するロッテリアは、今年9月に1号店を立ち上げた新ブランドのハンバーガー店「ゼッテリア」を拡大している。オフィス街立地に出した1号店の田町芝浦店(東京・田町)、周辺に住宅街を備えた商業施設立地の草加ヴァリエ店(埼玉・草加)に続き、12月20日にはTFT有明店(東京・有明)をオープンした。

●マルシェは来期以降の再成長に向けた仕込み順調

居酒屋チェーン「八剣伝」を主要収益源に専門居酒屋も展開するマルシェは、新業態の開発、育成が順調だ。今期(24年3月期)は居酒屋需要の回復に恩恵を受けつつ収益改善が進むなか、来期以降の再成長の実現に向けた仕込みも進めているもの。時流をとらえると共に…