3月11日付の外食日報は

●19年12月期決算 通期では8割の企業が増収増益目指す

株式を公開している外食関連企業の19年12月期業績予想、および最新の19年6月期予想が出そろった。19年12月期の業績予想(対象12社・下表参照)をみると、前年比較が可能な11社のうち、増収で経常利益(国際財務報告基準採用企業の場合は営業利益)で増益もしくは黒字を予想する企業は9社と、全体の82%を占める。18年12月期決算では、増収で増益もしくは黒字だった企業は全体の半数程度だった。中食との競争が激しく、人手不足感も根強いなど依然厳しい環境にあるが、新たな期はほとんどの企業が業績成長・回復を目指して出店や商品の提案および販売促進、人材育成などに力を注ぐ。

●サイゼリヤ 「知られざる本場の味」アプローチが進展

サイゼリヤは14日、「サイゼリヤ」で春の季節メニューとして、18年1月に一部店舗で販売した「白いジェノベーゼ」のパスタ〈ナポリジェノベーゼ〉税込499円を本格販売する。イタリア・ナポリでは緑色でなく玉ねぎベースの茶色いパスタのジェノベーゼが一般的であることから開発したもので、1食にタマネギ1個分を使用している。

●「デニーズ」、人気投票募るハンバーグのフェア

セブン&アイ・フードシステムズは12日から「デニーズ」で、今年迎える45周年を記念したフェア「ハンバーグ王決定戦2019春」を実施する。6種のハンバーグメニューをそろえて需要を喚起し、twitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)を活用した企画も展開することでフェアの盛り上げを図る。実施期間は5月中旬までの予定。