3月8日付の外食日報は

●セブン&アイ・FS 「デニーズ」でグランドメニュー改定

セブン&アイ・フードシステムズは12日からスタートする「デニーズ」の新たなグランドメニューにおいて、「健康」をキーワードとした商品や、強みであるスイーツの提案を強化する。基本メニューを含め、「価格ではなく価値」(鎌田靖取締役執行役員経営企画室長兼商品本部長)に重点を置いた商品提案に注力することで、来店客数の増加につなげる狙いだ。メニュー改定によって客単価を上げる意図はなく、改定後の客単価は現状と同水準で推移する見込み。

●日本マクドナルド 春の採用活動を本格スタート

日本マクドナルドは今春のクルー(従業員)採用活動を本格化する。15日に「クルー体験会」を実施。接客専門の新職種についても体験できる場として従来以上の参加を見込む。採用活動と併せてデジタルツールによる新教育プログラムの導入も始め、シナジー効果で着実な人材確保につなげる。

●12月期決算③ 予想に届かず4社が減益または赤字

株式を公開している外食関連企業の18年12月期決算(12社が対象)では、経常利益ベースで減益もしくは赤字となったのは4社だった。
各社とも期初時点では増益もしくは黒字転換を予想していたが、成長および回復を次期以降に持ち越した。増収は確保したものの増収率は数%にとどまり、原材料価格の上昇や慢性的な人手不足に起因するコスト高などをはねのけきれなかった向きが多かった。