10月5日号の日本外食新聞は

就労支援者の要望でクラフトB醸造
縁を大事に飲食業拡大し働き口増へ

シクロ 代表取締役 山﨑 昌宣 氏

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【特集】
●大阪・シクロの事例●
介護会社がビール醸造し店舗拡大中
「飲食事業×福祉」が示すこんな未来

障がい者の就労継続支援やデイサービスなどの福祉・介護事業を展開しているシクロ(大阪・西成、山﨑昌宣社長)が2018年、クラフトビールの醸造を始め、立ち飲みのクラフトビール専門店を出したところ評判となり、大阪、京都、福岡に出店。
8月4日には、東京・渋谷に「スタンドうみねこSiB100(シブヒャク)」をオープンし、関東に初進出した。なぜ、福祉・介護事業会社がビール事業に参入し、店舗を増やしているのか。その経緯と想い、今後の展開を追った。

1号店の《スタンドうみねこ》

障がい者の要望受け
Cビール醸造始める

福祉・介護事業会社のシクロは、障がい者の働きやすさを重視し、非雇用型という比較的自由が利きやすいかたちで就労支援している。同社がクラフトビール事業を手掛けるきっかけとなったのは、拠点とする大阪・西成での障がい者の就労継続支援(以下、就労支援)だった。
単純作業が嫌われ、欠席者が多かったことから、なんとか就労へのモチベーションを高めて働いてもらおうと考える中、酒飲みが多いことから酒類販売を始めた。すると、熱心に働きだしたのは良かったが、今度は「〝酒の専門家である〟自分たちで酒を造りたい」と訴えてきた。
そこで代表の山﨑昌宣さんは「それならやってみよう」と調べたところ、水がいいわけではない西成で、免許も取りやすく街中でも造れる酒はクラフトビールしかないということがわかり、クラフトビールの醸造を始めることにした。
そして18年4月、醸造所「Derailleur Brew Works(ディレイラ ブリューワークス)」を設立する。「ディレイラ」とはフランス語で「自転車の変速機」を指し、「道を外す者=生き方を自分で選ぶ者」という意味もある。
そこで最初に作ったビールが〈西成ライオットエール〉だ。たびたび暴動(ライオット)が起き……

左奥から時計回りに〈西成ライオットエール〉〈新世界ニューロマンサー〉〈気まぐれスパイスカレーライス〉〈タコとアボカドのネギ醤油和え〉

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