「台湾」に限らず好奇心満たす業態を
店譲渡で独立支援し10年で30店舗へ
also 代表社員 近藤 喬哉 氏
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【特集】
CLOSE UP!! 今を駆ける若手経営者たち
第2回 UNCHI 松村貴大さん
なぜ近隣にジンギスカンやうどん酒場を出店?
だからラーメン店が強くなる!!
ラーメン業界で綺羅星のように輝く若手経営者の1人が、UNCHI(大阪・西中島南方)代表の松村貴大さんだ。「ラーメンの力で世界をかえる」をミッションに、24歳で「人類みな麺類」を開業し独立。
その後、「くそオヤジ最後のひとふり」「世界一暇なラーメン屋」などを展開していずれも人気店に。しかし最近はトンカツや饂飩酒場などラーメン以外の店や、異業種コラボを頻繁に行っている。
「ミッションを変更し、多業態展開へのフェーズに移行するのか」と松村さんに取材したところ、全てはラーメンのためだという。それは一体どういうことなのだろうか。
まずさの余り起業決意
開店13年目も行列店に
UNCHI代表の松村貴大さんは、ラーメン店を開業しようとしたきっかけからしてユニークだ。10歳の時、親によく連れられて行った店のラーメンを食べて起業を決意したという。さぞかしその店のラーメンがおいしくて感動したのかと思いきや、「とにかくまずかった」そうだ。
「僕ならもっとうまいラーメンを作れる」と考えた松村さんは大学卒業後、大阪・深江橋の人気ラーメン店「金久右衛門(きんぐえもん)」で1年半修業したのち、2012年4月、24歳で西中島南方に「人類みな麺類本店」をオープンして独立した。
独特な店名は「人はみんなラーメンが好きだから」というのと、「既存のラーメン店の型にはまらないようにしたい」という想いを込めたという。またUNCHIという社名は「安心安全なものを提供したい、良い素材を使って食べるところから最後の出るところまでしっかりと責任を負いたい」という想いの表れだ。
「人類みな麺類」のラーメンは、全粒粉入り自家製麺と極厚のとろとろチャーシュー、分厚いメンマが特徴だ。基本メニューは〈らーめん 原点〉〈同 micro〉〈同macro〉の3種となる。ちなみに松村さんの好きなロックバンド「Mr.Children」が出すアルバムのタイトルにあわせて〈micro〉と〈macro〉と名付けた。
〈原点〉はカツオをふんだんに使用した香味油に醤油独自の甘みを活かし、どこか懐かしい味わいに仕上げた。〈micro〉は〈原点〉よりも醤油を増やし、醤油本来の酸味や苦味までも打ち出す。〈macro〉は唯一の貝出汁で、アサリやシジミなどの旨味を淡口醤油と調和させた。現在は肉増しの〈らーめん肉〉などもラインナップする。
本店は13年目に入った今でも……
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