「居酒屋JAPAN2020」東京会場、来場者は昨年比1503人増の2万4081人と過去最多に(2020/01/27)

本社が中心となり構成する居酒屋JAPAN実行委員会は1月22・23日、東京・池袋サンシャイン文化会館ビル展示ホールB・Cで、居酒屋業界を中心とした飲食店向け展示商談会「~居酒屋の未来を創造する~居酒屋JAPAN2020」を「~ミートフードEXPO~焼肉ビジネスフェア2020」との相互乗り入れで開催した。過去最多を更新する2万4000人超の来場者を集め、大盛況のうちに終えた。

「居酒屋JAPAN」は、日本居酒屋協会、NPO法人居酒屋甲子園、NPO法人繁盛店への道(S1サーバーグランプリ)の居酒屋関連3団体が集結し、さらに外食メディアの本社と展示会運営のエヌイーオー企画も加わって力を合わせて開催する業界横断型の展示会。外食関連の業界団体や全国各地の飲食店勉強会などの協力先も増えて年々スケールアップしており、18年からは東京に加えて大阪でも開催している。

今回の東京会場では、出展社数は217社。昨年(176社)比で23.3%増と、増加ペースが加速した。ブースも237小間と昨年(205小間)比で15.6%増えた。来場者数は、1日目(22日)が1万2880人(昨年は1万2023人)、2日目(23日)が1万1201人(同1万555人)と両日とも前年実績越え。合計で昨年比1503人増の2万4081人だった。初日は業界注目のイベントである「外食アワード」(主催・外食産業記者会)の表彰式とレセプションが会場内で初めて開催されたことも、来場者数増加に寄与した。2日目は、現地周辺は朝から雨と天候に恵まれなかったが来場者を伸ばしており、同展示会に対する業界関係者の期待の高さを反映した。

 

展示会の目玉のひとつであるセミナー会場には多くの聴講者が訪れた。外食産業記者会presentsのセミナーでは、楽コーポレーションの宇野隆史社長による「~飲食店は流行ではなく自分を売る仕事~だからこそ「個人店」の強さは不変です!!」(有料講座)が満席。全国焼肉協会presentsセミナーとなる、全国焼肉協会名誉会長の新井泰道叙々苑会長による「繁盛店づくりの原点は飽くなき『美味しさの追究』にあり」やトラジの金信彦社長の「お客様の立場に立ち考え、行動するとは?」も大盛況。ほかにもロイヤルホストの岡野孝志商品企画部長らをパネリストに迎えた「~居酒屋からファミレスまで業態別に大解剖~売れるメニューはこうデザインする!」など立ち見が出るほどのセミナーが多かった。

 

東京会場が成功し、ますます「居酒屋JAPAN」の注目度が高まるなか、次は大阪開催が控えている。2月4・5日の両日、大阪南港ATCホールで開催。出展社は昨年の79社・75小間から、82社・87小間へと拡大する。串カツ田中ホールディングスの貫啓二社長など多彩な講師によるセミナーも開催される。なお事前来場登録を受付中(申し込みはhttps://izakaya-japan.com/cgi/web/index.cgi?c=visitor_izakaya-formから)。