2月19日付の外食日報は

●すかいらーくHD 収益基盤強化へコスト構造改革推進

すかいらーくホールディングスは、収益基盤の強化に力を注ぐ。外食産業全体の課題でもある継続的な人件費増をどのように乗り越えるかが「最大の経営課題」(谷真会長兼社長)と捉え、デジタル化による生産性向上や効率化を進める方針。全社的なコスト構造見直しをはじめとした施策により、業績を成長軌道にのせたい構えだ。

●スシローGHD 投資事業開始

スシローグローバルホールディングスが日本の「食」産業への投資事業に参入する。このほど、日本政策投資銀行(DBJ)と業務協力協定を締結。「食」に関わる産業の構築と育成への貢献を目的とした投資プログラムを、共同で進める。「『スシロー』だけでなく、日本の外食産業の将来に向けて色々な布石を打つ」(スシローGHDの水留浩一社長)として取り組むもので、スシローGHDの回転すし運営、DBJの成長資金供給の双方のノウハウを活用して投資先企業の成長実現を目指す。

●ホワイトデー商戦始まる

ホワイトデー(3月14日)を意識したメニューの提案が、スイーツに強みを持つレストランを中心に始まっている。小売やホテル業界などが企画で先行するなか、今年もトレンドはバレンタインデー(2月14日)商戦に次いでチョコレートが主体。ホワイトデーにちなんでホワイトチョコレートを前面に押し出した企画が相次ぐ。「この時期は寒さから売上を伸ばしにくいだけに、シーズンイベントで盛り上げていい形で春商戦につなげたい」(スイーツレストラン運営会社)との声も聞かれる。