1月14日付の外食日報は

●サイゼリヤはSDGs推進で収益構造の変革目指す

サイゼリヤはSDGs(持続可能な開発目標)に沿った事業展開に力を注ぐ。食品ロス削減や、資源利用効率を向上させる新たな技術・産業への取り組みを推進する。「サイゼリヤ」の強化につなげながら、技術を他社に供与するビジネスにも着手し、収益構造の変革を図る。堀埜一成社長は「食堂業の産業化への第一歩を踏み出した」と意気込む。

●外食M&A市場展望2022③ M&Aキャピタルパートナーズ千田氏

M&A(企業の合併・買収)仲介のプロに外食M&Aのいまとこれからを聞く外食M&A市場展望2022インタビューの第3回目かつ最終となる今回は、中堅・中小企業の案件に強い仲介大手M&Aキャピタルパートナーズの千田祐太郎氏。外食M&A市場が回復してくるとの声が多い22年に、買い手、売り手どちらになるにしてもM&Aを検討している外食経営者にとって、アドバイスになる話を中心に見解を聞いた。

●物語コーポがグループ600店、コロナ禍でも計画通り出店

テーブルオーダー型食べ放題業態の「焼肉きんぐ」などを展開する物語コーポレーションは、21年12月3日に福井県福井市にオープンした寿司・しゃぶしゃぶ食べ放題の「ゆず庵福井城東店」をもってグループ600店舗を達成した。近年は毎年約40店舗を目安に出店を進めており、「コロナ禍でも基本的に計画通り出店できた」(同社)ことで店舗数が順調に拡大。21年12月末時点では、国内の「焼肉きんぐ」276店舗、「丸源ラーメン」173店舗、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」91店舗などを中心に、グループ605店舗(国内586店舗・海外19店舗)まで拡大した。