10月4日付の外食日報は

●ハイデイ日高が麺類や餃子の専門店開発へ

「日高屋」が主力のハイデイ日高は、継続的な事業成長と、上期(3~8月)が計画未達となった業績の回復に向けて新業態の開発を活発化する。複数の新業態開発によって成長余地を広げるとともに、将来的な「日高屋」の品質アップなどにもつなげる狙いだ。8年ぶりに主力商品の餃子を大幅刷新した「日高屋」の既存店強化とともに、今年から来年のオープンを見据えた新業態の開発に力を注ぐ。

●ゴールデンMが2つの地域・食材特化の居酒屋拡大

DDホールディングス子会社のゴールデンマジックは、2つの地域と食材をキラーコンテンツとする「ハイブリッド酒場」と題した居酒屋業態を拡大している。8月に立ち上げた「ハイブリッド酒場」第1弾の「博多かわ串・高知餃子 酒場フタマタ」(以下「酒場フタマタ」)に続き、このほど第2弾の「京出汁おでん・青森地鶏 酒場634 -MUSASHI- 新宿店」(東京・新宿、以下「酒場634 -MUSASHI-」)を「やきとり◯金 新宿大ガード本店」からの業態転換でオープン。「酒場フタマタ」は既存業態からのリニューアル2店舗を含む計3店舗を既に展開しており、同社では「酒場フタマタ」や「酒場634 -MUSASHI-」の動向を検証しながら今後も「ハイブリッド酒場」の開発を検討する意向だ。

●~あの新業態はいま~第6回 「馬子禄 牛肉面」

TVショッピング中堅のSUPLUS(東京・赤坂、進藤圭一郎代表)が外食事業で手がける蘭州ラーメン店「馬子禄(マーズルー)牛肉面」が拡大局面に入りつつある。かねてから全国展開を視野に入れ、準備を進めながら東京・神保町で運営して3年目。近年の蘭州ラーメン人気のけん引車的な存在となるなか、このほどようやく期待された2号店オープンの運びとなり、目標に向けた新たな一歩を踏み出した。