12月12日号の外食日報は

●幸楽苑は改革さらに進めて本格回復の第一歩刻む

ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑は既存店の収益力強化による黒字基調を維持することで、今期(25年3月期)で本格的な業績回復への第一歩を踏み出す構えだ。新井田傳会長兼社長が経営トップに復帰した前期からの改革の成果が表れてきているなか、魅力ある商品づくりとQSC(クオリティ・サービス・クレンリネス)の向上という外食の原点を見つめなおす形で顧客満足度向上を目指す改革を下期はさらに推進する。

●専門店チェーンで冬の「熱々メニュー」提案広がる

焼肉やパスタ、中華などの外食チェーンで、「熱々」などをキーワードとする、寒い季節の需要を意識した商品提案が盛り上がっている。「熱々」「グツグツ」など温かい料理を連想する商品提案はこの時期の定番。今年も新商品や新企画、定番人気の商品などで需要獲得に臨む動きに力が入ってきている。

●三井不動産が「ららテラス北綾瀬」の先行42店舗を発表

三井不動産は2025年6月に東京都足立区谷中で開業予定の商業施設の名称を「三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」に決定し、同施設に出店する42店舗を先行発表した。飲食関連テナントはレストラン・カフェ4店舗のほかにフードコート内10店舗などが出店する。