11月29日号の外食日報は

●一家HDは収益挽回へ繁忙期の需要獲得を最大化

「屋台屋 博多劇場」など居酒屋を中心に展開する飲食事業が主力の一家ホールディングスは今期(25年3月期)、下期に収益の挽回を図る。上期が振るわず業績拡大に懸念が生じているが、最大繁忙期の忘年会・新年会シーズンでの成果最大化に取り組む。

●吉野家がカレーの専門業態とから揚げの専門業態を開発

吉野家ホールディングス傘下の吉野家は12月に、新業態2店舗をオープンする。主力の牛丼チェーン「吉野家」で培った知見を活かして開発した業態として、1日に「カレー専門店 もう~とりこ」を東京・浅草に、19日に「から揚げ専門店 でいから」を神奈県横浜市のロードサイド立地にそれぞれ立ち上げる。まずは1号店をしっかりと運営し、10店舗以上のチェーン展開に向けた需要の検証などに当たる。

●10月既存店売上高は集計対象の約8割が前年超え

主要な外食企業・業態の24年10月既存店売上がまとまった。集計対象の56社・業態(関連表は8面に掲載)の約8割にあたる44社が前年同月比プラスとなった。9割以上がプラスとしていた前月と比べると見劣りするが、引き続き全般に順調な推移となった。