10月31日号の外食日報は

●ジェイグループHDは展開規模も追求する局面入り

「芋蔵」など居酒屋を中心に多業態を展開する飲食事業が主力のジェイグループホールディングス(HD)は、同事業における店舗ポートフォリオ改善の成果が表れて業績の再成長局面入りを鮮明にしてきているなか、今期(25年2月期)の下期から、展開規模も改めて追求する「攻め」の姿勢を顕著にする。

●ラーメン・中華業態で寒い季節向けの麺提案広がる

ラーメンや中華が主体の外食チェーンで、秋冬の寒い季節を見据えた期間限定メニューの提案が相次ぐ。人気商品のリニューアル版や新商品、例年好評の商品などを各社が投入。先行販売で好感触を得ている商品もあり、寒さが本格化していく季節における需要動向も注目される。

●9月既存店・休日増も「週末」は減で業態ジャンルによる差異も

主要な外食企業・業態の24年9月既存店売上がまとまった。集計対象の56社・業態(関連表は8面に掲載)のうち9割以上の52社が前年同月比プラスとなった。54社がプラスとしていた前月と同様に、ほとんどが前年の売上実績を上回った。今年の9月は曜日巡りから…